留学4年目の横浜人

アメリカの田舎に留学して分かった事10選

2019/07/20
 
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留学4年目22歳。横浜からアメリカのド田舎ユタ州に留学したリアルを伝えます。 映像制作にハマって早6年、現在は留学しながら 大好きな映像制作でお金をいただいてます。 映像ノウハウ、留学についての発信をしています。

アメリカの田舎に留学して分かった事10選

 

こんにちは、今日はSEKAI NO OWARIのライブに行きますが、ブログの執筆は忘れません、カイチです。

 

僕は3年間アメリカの田舎に留学していて、たくさんのことを学びました。

インターネットの情報ではなく、自分の目で見てきて3年経ち、

分かったリアルを10個書いていきます。

 

カリフォルニアやニューヨークの大学に通う学生のブログはありふれていると思いますが、

田舎のアメリカ留学生の生活はなかなか見れないと思いますので

留学を考えている方や、大学を決めかねている方、留学を諦めた方達に読んでもらいたいと思います。

 

【結論:田舎をオススメします】

 

英語は難しくない

 

先日の記事にもあげた通り、

私は高校3年間英語の成績が最下位付近でありながらも高校を卒業して半年後にアメリカの大学内の語学学校に入学して

そして2セメスター(8ヶ月間)通った後にアメリカの大学本校へ入学いたしました。

 

現在の僕は日本で言うところの大学3年生で、もちろん授業や学校生活のほぼ100%を英語で過ごしています。

こんな私でも英語を使い、生活できるようになったのは間違いなくアウトプットした結果です。

 

いくら単語帳を完璧にマスターしたり、TOEIC R&Lが満点でも、英語を話せるかと言われれば、

はっきりYESとは言えないと思います。

 

なぜならこれらは全てインプットをして記憶として知識が定着しているだけだからです。

 

僕は語学は感覚で話すものだと思っていて、

皆さんも僕も日本語を話す時、返答をするとき、友達と喋っている時は自然に日本語で考え、会話をすると思います。

それは母国語である前に、今まで何年も赤ん坊の時からアウトプットしてきたからです。

 

プロ野球のスーパープレイ集をYouTubeで10時間見たところで野球は上手くなりません。

 

こう考えると英語も簡単に思えてきます。

 

英語を主に話すことで自然に脳に定着し、

高校までのインプットのみのリーディング、小テストのためだけの一夜漬け単語学習をするだけの教育が馬鹿らしくなりました。

そしてこちらのShinyaさんの記事で非常に僕の英語学習方法と似通ったものを網羅していらっしゃったので

こちらの記事を是非読んでみてください。

 

僕はオンライン英会話、英語での映画鑑賞、洋楽を車の中で熱唱するなどして、

高校の時は全く話せなかった僕が留学して4ヶ月で英語を最低限大学の講義についていけるレベルまで上げました。

 

田舎で良かった

 

僕の通う大学、ユタバレー大学はユタ州のオレムという地域にある大学です。

ここは都会とは違い、自然がたくさんあるような田舎です。

 

そんなとこ行っても楽しくないと思われそうですが、

 

そもそも留学をする意味は遊ぶことではありません。

 

自分の時間をしっかり持つことができて、事件に巻き込まれる確率も低く、

大学や仕事、自分の熱中することに集中するには最適な場所だと思っています。

 

田舎だと夜中、外に出歩いてバーへ行く、クラブで夜通し騒ぐなんてことはまずないですし、

夜10時にほとんどの店が閉まります。(ちょっと不便)

 

そのため夜の外は非常に静かで、星も綺麗なところです。

 

物価が安い

 

ここ、ユタ州は皆さんご存知のカリフォルニアやニューヨークの都会に位置する大学周辺地域と比べ、

かなり物価、家賃が安く、住みやすいです。

 

僕が以前サンフランシスコの州立大学に通う日本人留学生とお話しする機会がありました。

 

そこでは同じ生活水準で、

コストは2倍から4倍の違いがあり

正直考えられないと思いました。

 

ほとんどの日本人が『留学はお金がかかるから行けるのはごく一部の人間だ』と口を揃えるのも納得です。

 

なぜなら都会周辺の有名大学ばかりが話題になり、

カリフォルニアなどの日本人が多く住む地域での留学が

留学の一つの基準になったからです。

 

もちろん、いくら田舎の生活費が安いと言っても私自身、授業料や生活費は高いと思っていますが、

決して日本という国に生まれて、留学自体が厳しいとはあまり思わなくなりました。

 

ここで一つ、私の1ヶ月の生活費を公開していきたいと思います。

これを参考にしていただき、留学を前向きに検討していただけたらと思います。

 

 

 

ご覧いただけるとおり、1ヶ月約6万円で生活しています。

もちろん外食が多い方や、高いアパートを借りたら高くなってしまうのですが

もし仮に1000ドル、およそ10万円使ったとしても

カリフォルニアの大学生でしたら家賃だけで軽く飛んでいきます。

 

田舎留学しようよ!って事です。

 

治安がめちゃめちゃ良い

 

ユタ州は全米でも治安の良い地域、犯罪発生率の最も少ない地域として何度も上位にランクインし、

アメリカに留学する際、一つ懸念するであろう銃に関しても所持率の低い州として知られています。

 

実際、私の周りで大きな事件に巻き込まれた経験のある人間は今の所いませんし、

私自身ほとんど日本にいる時と変わらない心境で生活しています。

 

マリファナなどのドラッグも州で禁止されていて、

都会ではよく見る『ハイになってるアメリカ人』なんかそうそういないです。

 

日本人コミュニティーは大切に

 

僕は現在、数人の日本人留学生に囲まれて生活しています。

 

インターネットでよく見る留学の失敗談などで、

日本人とばかりつるんで英語が話せないまま日本に帰国』というトピックを度々見つけます。

 

私もかつてはそう思っていましたが、私の経験上、そして周りを見てみると、

その失敗は恐らく短期留学生に向けた失敗なんだろうと思います。

 

正規留学生と短期留学生、何が違うかというと、

まず短期留学生は1ヶ月から1年間、『英語だけ』に特化したプログラムが組まれていることが多いと思います。

要するに語学留学です。

 

しかし、正規留学生にとっては留学は『英語でスキルを身につける』ということになります。

 

僕たちは4年間の留学において、取るべき授業、節約術、買い物の手伝いなどの一般的なものから、

自分のやりたいこと、将来の目標、日本とアメリカを繋げるビジネス案まで

人生単位で話すことができます。

 

もちろん英語がネイティブ並みに話せるのであればそれくらい深い話がアメリカ人ともできるでしょう。

 

しかし、アメリカへ渡米してすぐ、英語が話せなく、日本人にも助けてくれる人がいないという環境にいたら、

相当な不安になりますし、大学のことも、教室の位置も分からず、時間やお金を大幅に損してしまうかもしれません。

 

僕自身、アメリカに来て日本人留学生とたくさんの深い話をする中で、

人生単位で性格や人間性が変わったと思います。

 

プレゼン能力が上がる

 

これは皆さんが考えるアメリカの留学生の日常だと思いますが、

やはりアメリカの大学は授業の中でプレゼンテーションをする機会がとても多いです。

 

特にビジネスのクラスでは毎週プレゼンテーションがあり、

僕の場合ですと起業学を専攻してますので新しいビジネスモデルについて話すことが多いです。

 

1ヶ月で新しいビジネスを実行し、利益が発生したら高い成績を貰えます。

 

僕の場合は日本の福袋の文化を取り入れ、

友達または、自分のいらない服をまとめて1つの袋に詰めて売るというビジネスを考え、

利益が出た為、95点を獲得しました。

 

そのことを実際にバランスシート(会計に使う表)に書き、1時間単位の時給を計算し、

レポートを見せながら20分ほど話すという形式でした。

 

また、マーケティングのクラスでは毎授業の初めに最近読んだニュースや聞いたことなどの記事を1分間にまとめ、

クラスメイトの前で発表するなんて授業もありました。

 

ここ、アメリカでは教授の話をただ聞くだけではなく生徒が発言、発表できる環境であり、

プレゼンテーション能力がものすごい鍛えられます。

 

初めのうちはもちろん今のようにはいきませんでしたが、

毎週のようにプレゼンテーションをこなしていくと効率も良くなり、

語彙数、作文力が上がっていきます。

 

日本ではあまりできない経験だと思いますし、

英語が完璧でなくとも話さなければいけないという強制的な環境にありますのでメンタルも鍛えられ、

英語だろうと日本語だろうと物怖じしない性格になっていきます。

 

日本の文化はフル活用

 

アメリカに住んでいたら日本のことなどほとんど耳にしないという留学生も中にはいると思うのですが、

私の場合、授業のレポート、エッセイ、プレゼンテーションなどがあった時に、

日本のことについて書いたり話したりすることが非常に多いです。

 

元々多くの知識があるからという理由はもちろんありますが、

日本のことを話すと周りのアメリカ人が非常に興味津々に聞き入ってくれるからです。

 

日本人は真面目で勤勉だという印象を持っているアメリカ人が多いのですが、

実際は僕たち日本人が思っている以上にアメリカ人は日本の事を知らないし、恐らく興味もないのだと思います。

 

かつては世界1〜2位の経済大国だった日本ですが、予想以上に相手にされませんね。

 

しかし、それを逆手に取って日本のことに関して知ってもらうチャンスで、

今の日本の現状をプレゼンしたりすることがとても多いです。

 

実際に僕が使ってきた日本についてのトピック

過労死

観光地

日本語と英語の違い

日本からアメリカに来ている留学生数の変化

治安や法律

 

なので日本のことに関して多く知っているとクラスメイト、

教授の興味を惹くことができるので日本の時事ネタなどは留学してからも日本の情報収集は必須です。

 

州や地域によって文化は様々

 

僕の住んでいるユタ州はモルモン教というキリスト一派の教徒が70%を超える州で、

彼らは従順で優しく、他の国の人間に対して優しく接してくれます。

 

僕自身はモルモン教の教徒ではありませんが、幾度と無く彼らに助けてもらいました。

 

日本では宗教というと危ないイメージ、強制的な勧誘、洗脳などをイメージする方も多いと思いますが、

ここではそんなことはありません。

多くのモルモン教徒の方達と出会いましたが、勧誘は一度もされたことはありません。

 

こんな優しい方達に囲まれて、治安も良く、なんだか平和ボケしそうなくらいのどかです。

しかし少し西に行けばそこはギャンブル、路上飲酒、マリファナなどが合法化されているネバダ州です。

 

のどかで自然がいっぱい、店も10時にはほとんど閉まる州の隣がまさかパリピが集結する眠らない街、

ラスベガスだなんて想像できませんよね。

 

日本でも県や自治体によってルールや風潮があるように、アメリカも様々なルール、ギャップがありますので

もしも留学を検討中なのであればアメリカ全体のリサーチよりも行きたい大学の周辺地域の治安や宗教、

法律なども考慮して大学を決めていただきたいと思います。

 

そして大学の校内ルールも大きく変わってくることがありますので注意が必要です。

 

自分から行動することが大切

 

これはアメリカ全土共通だと思います。

そして日本でも世界中で言えることだと思いますが、

純日本人がアメリカの大学に来てその経験に沿ってこの話をしていこうと思います。

 

まず、僕は英語が完璧ではないので授業の聞き逃しが頻繁に起きます。

できる限り授業の内容は録音してノートを取るのですが授業によっては録音が禁止という教授もいますので

そういう時は聞き取れなかった場面をノートに書き留めて授業終わりに

まとめて教授に聞きに行きます。

 

特に大切な話、例えばテストの範囲、日にち、提出するべき課題の内容など、

もしそれが恐らく聞き取れたということでも、これくらいの大切な項目は、

100%の理解をしておきたいので絶対に聞きに行きます。

 

そうすると何が起こるか、それはその授業への意欲が評価されます。

 

これは数値化できない事ですが、教授は成績をつける為にテストの結果だけでなく授業態度などを評価することもあります。

その時に僕ぐらい授業終わりに質問に行っていると大体授業への意欲は満点に近いです。

しかしもし授業態度を成績に含めない先生だったらどうか。これもプラスになります。

 

そもそもわからないことを聞いているだけなのでマイナスはないのですが。

例えばリサーチペーパーやエッセイの課題であれば

気に入られると採点が甘くなります。(教授によるけどね!)

 

数学や歴史などの明確な答えがある課題じゃない限り、

この採点方法は留学生にとってかなりプラスに働きます。

 

英語を話せることはステータスにならない

 

これは将来どんな職に就きたいか、どんな仕事をしたいかなどにも大きく関わってきますが、

僕が思うに正規留学生にとって、英語が話せる事はあまり大きなアドバンテージになりません。

 

例外もあります。

例えば英語の通訳という職に就く方、または翻訳をする方などです。

これらの職に就く方達は、むしろ、最低でも英語だけはネイティブ並みの英語力を身につける必要があります。

 

それに加えてプロ野球選手の通訳だったら野球の知識も完璧にしなければ間違えた訳をしてしまい、

専属の選手に対して失礼なことを言ってしまうこともあります。

そしてその選手の練習のサポートもする事となり、遠征などにも帯同することになります。

 

さて、そろそろ本題に移りますが、

 

まず第一に、格安留学や、高効率な教育をしている英会話教室、オンライン英会話などで英語学習のハードルが下がってきて

英語を話せる日本人はとても増えています。

ましてやグローバル化などと言われ、これからも英語を第二言語として話せる日本人はとても増えてくると思います。

 

しかし、僕らのように米国留学を経験する人たちのアドバンテージはなんでしょうか。

英語を話せる上にアメリカの文化を同時に知るということになります。

それもリアルタイムで文化に触れ、現地人に触れ、食べ物に触れ、教育に触れる経験をします。

 

これがどうしてアドバンテージになり得るのかを実践ベースで話していこうと思います。

 

例えばこれがビジネスのシチュエーションだったら?

 

外資系の企業のセールスの方と英語で会話をするとしたら

日本で10年間英会話に通った人間or4年間アメリカ留学をした人間、

どちらが商談を成立させる確率が高いでしょうか?

 

空想上の仮説ではありますが、恐らく後者の方が結果を出す確率が高いと思いませんか?

 

アメリカに留学していた経験を雑談の段階で話すことができます。

例えば好きなアメリカのハンバーガー店やピザ屋、通っていた大学、大統領選挙の話、

これらの話を商談相手のアメリカ人と話した際、グッと相手との距離を縮めることができるのです。

 

それに比べて前者はいかがでしょうか?

 

日本の教育によくある実践的ではない形式上の会話、不自然な文法、使わない単語、

学生時代からのアウトプット不足によるスピーキング能力の低さ。

こうなってしまうといくらTOEIC L&Rで990点を取る方でも商談相手のアメリカ人との距離を縮めることは厳しいと思います。

 

もちろん日本での英語学習を否定するわけではありませんし中には達者な英会話術を日本で身につける方もいるはずです。

ここで私が言いたいのは経験からくる話であって、

独断と偏見に満ち溢れていますので日本で学習を続けていく方がいましたら頑張って欲しいと思います。

 

しかし、グローバル人材としてこれからのステータスを築いていきたいのであれば私は自信を持ってアメリカへの留学をお勧めします。

1年から2年間の短期留学でもいいと思いますし、

是非インターネットの情報だけでなく、自分の目でアメリカを見ていただきたいなと思います。

 

まとめ

 

英語はそんなにハードル高くない

田舎最高

日本のことをたくさん話す

能動的に行動

 

質問はTwitterまで!

 

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